里親になるには
最近、テレビやSNSの影響で「保護猫」を迎えたいと考える方が増えてきました。
その一方で、可愛い動画だけを見て安易に飼い始めたものの、面倒を見切れず「引き取ってほしい」という相談を多く受けるのも事実です。
真剣に命と向き合い、生涯大切に寄り添う覚悟を持って、猫を迎えることを考えてみてください。
猫を迎える前に知っておいて欲しい8つのこと
毎日欠かさずお世話が必要です
猫のお世話には、ごはん・お水・トイレ掃除・遊び相手・健康管理など、毎日の手間が欠かせません。
猫も私たちと同じように年を重ね、いずれ介護が必要になることもあります。
そのときも変わらずお世話をしてあげられるでしょうか。
思った以上にお金がかかります
さらに、病気やケガの治療費、避妊・去勢手術、高齢になった際の歯石除去や抜歯などの医療費も必要になります。
猫1匹を生涯にわたって育てる費用は、平均で約100万円とも言われています。
それだけの金額が準備ができそうか、考えてみてください。
大切なものがボロボロになることもあります
猫は排泄物に砂をかける習性があり、トイレ砂が部屋に散らかってしまうことがあります。
綺麗好きな猫はトイレが汚れていると粗相をすることもあります。
また、毛がよく抜けるため、毎日のブラッシングや掃除が必要です。
毛づくろいで毛玉を吐くこともありますし、ソファや壁で爪を研いでしまったり、大切なものが壊れることもあるかもしれません。
保護猫は慣れるまでに時間がかかることがあります
猫は環境の変化が苦手な動物です。
場所が変わったり、お世話をする人が変わったりすると、不安を感じてしまうことがあります。
そのため、しばらく夜鳴きが続くこともあるかもしれません。
新しい環境や人に慣れるまでには時間がかかる子も多く、抱っこが苦手な猫もいます。
飼いやすさには個体差があり、猫にも一匹一匹それぞれの性格や個性があります。
猫のペースを大切に、ゆっくりと信頼を築いてあげてください。
先住猫がいる場合は慎重に
「1匹だとかわいそう」「遊び相手がいたほうがいい」と、2匹目を迎えることを考える方もいらっしゃいます。
しかし、猫は本来単独で行動し、縄張り意識の強い動物です。
猫同士の相性が合わないと喧嘩になってしまうことや、無理に一緒にすると先住猫がストレスから体調を崩したり、ごはんを食べなくなることもあります。
新しい猫を迎えるときは、猫のペースを大切に、焦らずゆっくりと見守ってあげてください。
“猫ファースト”の気持ちを忘れずに
猫と暮らすと、生活のペースが猫中心になります。
一人暮らしの場合は長時間の留守や長期の旅行が難しくなり、家族がいる場合も全員での長期旅行は調整が必要です。
猫は環境の変化に敏感な生き物です。
ペットホテルや知らない場所では、体調を崩してしまうこともあります。
そのため、猫と暮らすときは、日々の生活や予定を猫のペースに合わせることが大切です。
万が一、飼えなくなったときのこと
人生には、進学・就職・転居・結婚・出産・離婚など、さまざまな転機があります。
また、病気やケガで入院することもあるかもしれません。
将来、生活に変化があった場合に猫を飼い続けられるか、
そして万が一飼えなくなったときのことも考えておくことが大切です。
中には「外に出せば自由に生きられる」と考える方もいますが、
家で暮らしてきた猫にとって外の世界は過酷で、生きていくのは難しいです。
猫を安心して託せる後見人や頼れる人はいますか?
あらかじめ準備しておくことで、猫も安心して暮らすことができます。
愛猫貯金のすすめ
人は誰しも、明日自分に何が起こるかわかりません。
まさかのときに備えて、愛猫のための貯金をしておくことをおすすめします。
自分に万が一のことがあっても、猫が安心して暮らせるように、少しずつでも準備しておきましょう。
最後に・・・
『脱走防止策』や『年齢制限』など、条件が多くて厳しいと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、保護猫たちは過酷な環境からスタッフが一生懸命保護し、大切に育ててきた子たちです。
猫も飼い主さんも生涯幸せに暮らせるよう、ご理解いただけると幸いです。
